Belllinerの日常

音楽と日常

アマチュアミュージシャンを守れ!

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結局のところ、人間が生活するにおいて「お金」というものは切ってもきれない関係であって、一生のうちにお金を使わずとも生活ができる、なんて事は不可能であります。ご飯を食べる、どこかへ行く、家賃や光熱費、病院で治療する際もお金が必要です。

 

必要不可欠な人生設計

音楽で生計を立てたい、という願望があるうちは「ビッグドリーム」なんて称されたりしますが、素人のうちに1円でも稼ぐ事は大変な事。会社員として、給与が保証された生活は働けば一定のお金が貰えるわけですから、人生において音楽家が立たされる岐路では「安定」を取るか「ハイリスクハイリターン」を取るかの二択を選ばざるを得ません。すなわち、早いうちに人生設計を作るに越したことがないという事です。
 
現に30代半ばまで精力的に活動していたバンドマンが、周辺に何も告知せず姿を見せなくなった、なんて話は常套句のように話題になりがちです。皮肉にも、音楽を諦めて会社員になるという選択は、筆者である私も経験していますが、会社員の方が稼げるお金が多い分、趣味や生活が音楽をやっていた時代と比較して、豊かになったと思うことが多くありました。昔夢を抱いていたアマチュアミュージシャンにとって、「安定」を選ぶという事は大いなる決断ということですが、安定を獲得した後にミュージシャンへの後悔の念を抱いても、職を捨ててまで海へ飛び込む覚悟は相当なものがあるので、なかなか年齢的にも現実的では無くなってきてしまいますよね。

 

悪質な勧誘と嘘っぱちな威厳 

ここまではある程度、想像された世界。覚悟がなければ、なんだって成功しませんよね。しかし結局、私たちが今生きている時代では「楽して生きる」という事が最大の幸せと勘違いされている文化もあり、簡単に稼げるという謳い文句で、アマチュアミュージシャン界でも、音楽仲間を悪いビジネスの道連れにしてしまうケースも多発しています。警鐘を鳴らためにもこの記事を書くことにしました。

私は以前、「不労所得が最大のうま味である事さえ分かってしまえば、夢もへったくれもねぇ」みたいな考え方をしているミュージシャンに関わったことがあります。要は、売れればそれでいい、炎上商法でも、法にスレスレなビジネスでも、何かしらヒットすれば人生逆転生活だ、みたいな考え方を持っていて、執拗な勧誘に合いました。音楽を売るためにあらゆる手段を駆使して、嘘の商材や転売ビジネス等で不労所得の道を後輩ミュージシャンに勧誘するといったものでした。
彼は自己啓発本の販売とセミナーを軸に生計を立てているようで、その勧誘のターゲットになったのがアマチュアミュージシャンだったのです。自らがレーベルのオーナーと名乗りつつ、有名ミュージシャン(実際には信じがたい大物アーティスト)との共演経験を誇示しつつも、現在は現役を退きバックアップでミュージシャン育成に力を入れている、といった自己紹介でした。

 

現実軽視するビジネスはダメ

これは、ねずみ講やらアフェリエイトやら、いくらでも「人を落とす」ポイントは多く存在するのですが、ミュージシャンがそれを「音楽と掛け合わせた」時に、果たして目的である大いなる「野望」や「夢」を果たせたと胸を張れるかどうか、私は理解ができません。
また、声優デビューや有名アーティストによる指導を約束すると言った誇大広告で初心者を勧誘し、団体で洗脳セミナー等を開催することで結束力を高めるような偽プロダクションや、プロデューサーと偽って嘘のレーベルを運営し、クラウドファンディング等での資金調達を目的とするミュージシャンもSNS界で増えてきており、全て音楽とは関係ないビジネスに通じているため、大変遺憾に思います。
個人を組織化するという事は、会社を運営するように認可が必要なケースもあり、その盲点を突いた個人での嘘プロデューサー業というものは、全て旨味である「金銭」を得るための一手段であることがほとんどなので、軽はずみで話に乗ってはならないケースも多いに存在する、大変気をつけなければならない厄介者です。
 
決してこの記事では、ねずみ講やアフェリエイトを根っこから否定しているわけではなく、音楽を目的に活動しているのにもかかわらず、個人営業としてそれを「手段」として多用する事を、理解ができないと言ったニュアンスです。
 

「音楽」が一番大切であること

ミュージシャンがお金を稼ぐっていうのは、あくまでも「自分の作品」を相手に買ってもらう、聞いてもらう、見てもらう、感じてもらう、という体感的報酬で満足してもらう必要があるからです。サブスクリプションだって、クラウドファンディングだって、月額制ファンクラブだってそう、需要と供給が成り立ってことその入会なんだから、それなりのコンテンツを提供し続ける必要があるのです。
何を言いたいかというと、縦横無尽に自分がやりたい事をやるな、というわけではなく「自分の作品を売りつけるために、無関係のビジネスと結びつけてはいけない」というのが答えだと私は思うのです。
 
なかなか際どい回答かもしれませんが、考え方はシンプルです。認可されたレーベル、活動的なプロダクションももちろんありますから、個人レーベルが全て悪いものとは限りませんし、線引きは中身を見るまでわからない部分がほとんどです。ただ、参考音源や代表作品を公開していないプロダクションやレーベルは、怪しいと思っていいでしょう。運営自体を素人に任せて、代表が旨味を摂取しているケースもありますから分かりやすいかもしれません。詐欺と訴えられてもおかしくないものも存在します。
 
本来、レーベルやプロダクションは、アーティストを大切にしています。音楽を売るため、作品の価値を高めるため、収益を得て飛躍するために、あらゆるコンテンツを発信し続けます。そして、個々の相乗効果で士気を高めます。そこからファンが定着し、リスナーが生まれ、収入が発生するのです。道のりは簡単では無いものの、手段は正当なものであるし、自らの作品へのリスペクトが絶えないこそ、アーティストとしての尊厳を守る事に繋がるのです。
 

決してビジネスをするな、と言う訳ではない

話が逸れますが、今書いているこのブログも、アドセンスで収益が発生していますから、ある意味「ビジネス」の1つであると言えますし、音楽の話題を提供している訳ですから、当然「自分の作品と結びついたコンテンツ」であります。これは付随したオプションだからオッケー、なんていう言い訳ではなく、「自らの意見や希望、考察を交えた記事作り」の一環として私は運営しています。自分の音楽観の形成において切っても切り離せないコンテンツであるという、明確な理由があるから当然、胸を張れるわけです。ブログは運営費用もありますので大赤字ですけれど。
 
またYoutuberも同じかと思います。元々の目的が、音楽を聴いてもらうためであっても、そうでなかったとしても、動画として作品を公開しているわけですから、広告掲載のスポンサーが降りない限り、見たユーザーが作品を気に入って閲覧し、それに基づいて収益を得ることは立派なビジネスだと思います。自分のコンテンツをユーザーに見てもらえるだけで収益が得られるなんて、最高に魅力的だと思います。この不労所得に関しては、動画を継続して制作し続けなければならなかったりするので、コンテンツそのものを育てていくために相当な努力や時間、人力が必要ですよね。だから組織として認められたYoutuberの事務所が存在するわけですし、これからの将来更に発展するかもしれない正当なビジネスの一つであることは言うまでもありません。但し、マナーを守れない著作権違反や、過激な炎上動画も中には存在するため、全てのYoutuberが正当な権利で稼げているとは言えない点が、発展を妨げている一つの要因でもあります。
 
皆、お金を稼ぐために努力する事は当たり前の事ですけど、アマチュアミュージシャンとしても「音楽作品」だけでご飯が食べられるとは到底思えません。音楽配信だって、マージンや税金が引かれて手元に入るお金は単価としては安いわけです。尚更CDを制作しようなんて思ったら、数十万と制作費はかかるわけで、100人200人とファンがいて、単独ライブを月に数回開催できるようなアーティストでさえ、会社員と並行しながら活動している人だっていらっしゃいます。だから、私のように少しでも音楽の話題をブログで発信し続ける人や、youtubeに作品をアップロードして、個人で収益を上げようと頑張っているユーザーがたくさんいます。それでも仕事は辞められませんから、現実ってなかなかシビアなものなんですよね。でも、やらないよりマシですから。
 

個人でもできる事はたくさんある

会社員、フリーター、アルバイトや、無職で貯金生活、色んなパターンがあるかと思います。仕事先で厳しく副業を禁じられていないのであれば、それはまだ音楽を続けられるチャンスとも取れますし、今のご時世どこからどんな反応があるか分かりません。いい反応もあれば悪い反応もある、結局努力と量で決まってしまう場合もあるけれど、ブログでも音楽でも「継続」こそ近道が間違いないと思います。学生時代、帰宅してから1日1時間、楽器の練習をしていたかのように、仕事終わりにちょろっと音楽についての経験値を上げることができれば、その積み重ねで自ずと何かが見えてくるはずです。だから、道を逸れずに自分の音楽観を貫くのが最大のプライドとも表現できるし、達成感を得られる要因にも繋がるんだと思います。
そのお手伝いがこのブログでできたらいいけれど、そんな記事をもっとたくさん書けるように頑張ります。
 
話が逸れて逸れてようやく戻りますが、アマチュアの音楽というのは、「ビジネスの一環」ではなく、「ビジネスとして形成するまでの試行錯誤の道」であります。どんなに遠回りしても、ある一定のゴールは「収入の安定」なのですから、自分の設定するゴールを明確に定めて、それに則って人生設計から初めてみると、会社員をしながらでも楽しい音楽生活を送ることができるかもしれません。月に音楽で1万円稼げたなら、相当な敏腕だと思いますよ。そんな頑張っている仲間が、ツイッターのフォロワーさんも含めて私の周りにはたくさんいらっしゃいます。
 

決して騙されてはいけません

大丈夫です。安心してください。このブログの最後に、皆さんにとっておきの情報を有料で…なんて話は絶対にしません。そういうのには決して騙されないでください。音楽で食っていこうと夢を見ている若者を騙し込む凶悪ビジネスマンを、私は許しません。
 
本来はこの記事を見て、アマチュアミュージシャンが抱える悩みを少しでも解消できれば、それが一番嬉しいですけど、果たして私の発信力がどこまで信用されるかどうか…

今回は身近で悪質なケースを目の当たりにしたので記事を書き綴りましたが、実際には私生活に影響が出るほど被害を受けた方もいらっしゃるので、本当に気をつけなければなりません。

まずは音楽を楽しみ、個人での活動にも力を入れつつ、様々な勧誘の中での見極める材料として、この記事を活用していただけたらと思います。